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命を救う勇気を持つために

命を救う勇気を持つために

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おはようございます!

本日は事故現場での応急手当の重要性とその処置方法をみてみましょう。

交通事故が起きたとき、目の前に出血の多い人や意識不明の人がいたら、迷わず応急手当ができますか?事故の当事者であれば、負傷者を救護する義務が発生します。もし当事者でなかったとしても、できれば助けたいというのが人の情だと思いますが、なかなか思うように行動できないかもしれません。

《応急手当は命を救うチャンスです》

平成22年中の消防庁のデータ*によると、心臓疾患以外の原因で心肺機能が停止状態に陥った人を、一般市民が目撃したケースは18,401件です。そのうち、救急隊が到着するまでに応急手当が行われたケースは8,609件あり、全体の46.8%を占めています。その1ヵ月後の生存率は10.3%(890件)あり、応急手当が行われなかった場合の6.8%(661件)に比べると約1.5倍になります。
また、社会復帰まで至ったケースは4.2%(365件)あり、応急手当が行われなかった場合の1.6%(161件)に比べると約2.6倍も高くなっています。
これをみると救急隊に引き継ぐまでの応急手当が、命を救うチャンスになっていることがわかります。しかし、実際にその場に居合わせたとき、行動に移せるでしょうか。

《迅速な応急手当が重要です》

平成22年6月の大阪市の市政モニター報告書によると「心臓、呼吸が止まっている人と遭遇した場合、心肺そ生(人工呼吸・胸骨圧迫)を行いますか?」の問いに、36.8%の人が「行わない」と回答しています。心肺そ生を行わない理由(複数回答)として、人工呼吸や胸骨圧迫(心臓マッサージ)に「自信がない」という理由が多数を占めています。その他には「心肺そ生の方法がわからない」という意見もあり、応急手当の正しい知識や実技を伴った体験がないために、静観する様子がうかがえます。もし事故現場で救急隊が到着するまで何もしなかったら、負傷者の症状が悪化して死に至る可能性が高くなります。ほんの少しの勇気を持って行動することができれば、命を救うことができるかもしれません。

心臓停止後約3分、呼吸停止後約10分、多量出血後約30分で死亡率が約50%を超えるといわれています。一方、平成22年中の消防庁のデータ*によると、救急車が現場に到着するまでの所要時間は全国平均で約8.1分、病院などへ収容されるまでの所要時間は全国平均で約37.4分かかります。

刻一刻と救命の確率は低下していきます。負傷者を救急隊に引き継ぐまでの間、現場に居合わせた人が迅速に心臓マッサージや、出血をおさえるなどの応急手当を行えることが重要になります。

《冷静かつ迅速に応急手当を行いましょう》

事故現場で負傷者が発生した場合、次のように冷静かつ迅速に応急手当を行いましょう。ひとりでは適切な応急手当をすることが難しいので、周囲の人にも助けをもとめましょう。

1. 安全な場所へ移動しましょう

事故現場が危険な場合は、負傷者を安全な場所へ移動させましょう。

2. 救急隊を呼びましょう

手が離せない場合は、大声で「けが人がいます」と助けを呼び、集まった人に「あなたは119番に通報してください」と指示を出しましょう。

3. 負傷者の様子を確認しましょう

肩などをたたき、「大丈夫ですか?」と声をかけ、反応があるかを確認し応急手当を行いましょう。

≪意識がなく、呼吸も心拍も感じられない場合(心肺停止状態)≫

すぐに心臓マッサージを始めるとともに、集まった人に「あなたはAEDを探してください」と指示を出しましょう。
心臓マッサージは、手の甲にもう一方の手を上からあわせ、胸の真ん中を圧迫します。
  「強く」(5cm以上位沈む程度)
  「速く」(少なくとも1分間に約100回以上のテンポ)
  「絶え間なく」(連続)
AEDが届いたら、音声アナウンスの手順に従い処置を行いましょう。
応急救護の訓練を受けていない方は、無理に人工呼吸を行わずに、意識が回復するか、救急隊が到着するまで心臓マッサージだけを続けましょう。

≪出血がある場合≫

できるだけ清潔なハンカチやタオルなどで、傷口を圧迫し止血しましょう。感染防止のため、ビニール袋などを自分の手に着用し処置を行いましょう。出血がひどい場合には、傷口より心臓に近い箇所をハンカチや紐などで縛り止血しましょう。

《命を救う勇気を持つために、応急救護の体験をしましょう》

1994年5月より、普通免許を取得する際に応急救護処置講習の受講が義務化されました。それ以前に普通免許を取得した方の中には、実技を伴った応急手当の仕方を体験したことがない方もいらっしゃるでしょう。応急手当の知識だけでは、もしものときに思うように動けません。

各都道府県の消防本部や病院、日本赤十字社などでは、応急救護の体験をすることができる講習会を開催しています。応急救護の体験は交通事故や災害に遭遇したときに、負傷者へ手を差し伸べる勇気のもとになり、大切な命を救えるチャンスにつながります。これを機会にホームページなどを参照し、受講してみましょう。
交通事故に遭遇したとき、冷静かつ迅速に応急手当を行うために正しい知識を持ち、講習会などで応急救護の体験をしましょう。

いざというときに、負傷者に手を差し伸べる勇気を持ち、大切な命を救えるように日ごろから準備しましょう。

平成23年12月16日総務省消防庁 「平成23年版救急・救助の現況」を参照

出典:東京海上日動火災保険HP

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